前髪の出来が一日の気分に大きく左右される。
経験したことがある方も多いと思います。
同時に髪型は、第一印象に大きく関わる。。
「髪の毛切った?」
タモリさんが良く言うこの言葉、言われたことありませんか?(知ってる人は同世代)
実際髪の毛の変化に気付かれれば嬉しいし、
変化がなくても会話の突破口になる魔法の言葉ですが、
そんな突破口に使われるくらい髪型/髪の毛は実は人の印象に大きくかかわっています。
人は人に会ったとき、その外枠で第一印象を捉えているといわれています。
髪の毛長い人、ショートカットの人、黒髪の人茶髪の人。
そう認識するのに実は1秒もかかりません。
よっぽどの美容マニアさんでなければ
あの二重の人、あのチークがきれいな色だった人、とはならない。
パスタがのっているお皿が、紙皿か素敵な器か、
写真がプリントアウトしたままか、素敵なフレームに入っているのか、
印象の違いは想像が容易いと思います。
髪の毛はいわば人のフレームです。
髪の毛で清潔感がわかり、髪型で第一印象が変わる。
そして極論ではありますが大切にしたいかそうでないか、も大きく変わる。
新しいノートになると途端に字が丁寧になる。
大切な思い出があるノートだとほかのものよりもっと大切にしようと思う。
これは人間誰にでもある当たり前の心理で、それは対人であっても変わりません。
自分にしたように、人にされる。
幼少期のころからなぜか髪の毛に並々ならぬ興味を持っていた私。
小学生のころ〇〇といえば!というクラスメイトの名前を挙げるワークがあって
「髪の毛がきれいな人と言えば!」のお題に
当時好きやった男の子が私の名前を即答してくれたことを30年以上経った今もまだ鮮明に覚えています。
ずっとちゅるちゅるサラサラの髪の毛でいたい、と言い続け、
高校生の頃のバイト代は大半がサロンでのトリートメント(と推し活)に消えていました。
ガスコテ(時代を感じる…)で髪の毛を巻くのが楽しかった。
でももともとストレート故全然もたない…なんなの…と思っていました。
大学に入ってお昼に食堂に集まると「…美穂、朝髪巻いてなかった?」と言われるくらい
巻き髪を持たせることが出来ませんでした。
そのころ突然頭皮に湿疹が出て、これまで使っていた全てのものが使えなくなりました。
頭皮が真っ赤にただれ、そうなるとそこから生まれる髪の毛にもダメージが出てくる。
皮膚科に行っても改善は見られず自分の中で髪の毛だけがお気に入りだったわたしは
メンタル的にも大ダメージを受けました。
そこからわたしの髪の毛に対する執着(?)はより強くなったと思います。
状態を少しでも良くするためにシャンプーの成分を調べ上げ、
どのシャンプーを使ったらどうなるのか自分を使って人体実験をしまくりました。
おそらくそれは頭皮の状態が最悪の時にやることではなかったけど、
自分に合わない成分がわかれば負担を減らせることをしって皮膚科の先生に怒られながらも
この成分がわたしには合わない、を見つけることが出来ました。
それから20年近くたった今(20年て書いてっちょっと引いてる)あの頃より
その成分の洗浄力の高さは認知されているし頭皮に優しい、
髪質やなりたいタイプによって使い分けられる商品がごろごろ市場にあります。
巻き方についてもちょっと調べればその道の専門家兼オタクの人たちがたくさん情報を出してくれています。
わたしの髪はクセがストレート。
パーマも1週間で取れて翌週もう一度当ててもらって、やっぱりとれて
その翌週もう一度当てようとしたら美容師さんに髪の毛がかわいそうやからやめよう、と
言われた経験も持っています。
それでもわたしはふわふわの巻き髪がしたかった。
日本美人髪協会はヘアアイロンの使い方を教える講師を輩出している団体で
モテ髪師大悟という予約のとれない美容師がTOPを務めています。
大悟さんとの出会いでわたしはより髪の毛が好きになったし、巻き髪にに対する不満が解消しました。
だからそれを伝えていこうと思い講師になりました。
わたしは美容師じゃなくて髪の毛ちゅるちゅるでいたいただのオタクです。
だからこそ、伝えられることがある。
調べたこと聞いたこと、それがすべてではありません。
髪の毛は一人一人違って、生活も一人一人違うから。
だから伝えたことをぜーんぶしてほしい、って話ではなくて、
髪の毛きれいだね、って言われると気持ちが上がらない女性なんていないと思うから、
髪の毛きれいだね、って言われる喜びを知ってほしい。
そのきっかけを作りたい。
サロントリートメントや髪質改善にお金を使えばもちろんきれいになります。
でも、サロンに行く回数より圧倒的に毎日お家ケアで過ごしているから
そのお家で出来ることを知ってほしい。
お家ケアだけで変わることはたくさんあるし、
それを知っていればサロンケアをこれまで以上に持続させることができます。
そしてアイロンスタイリングが出来れば自分の手で毎日サロン帰りの状態に持っていける。
キレイに髪の毛を巻くテクニックは、必ず身に付けられます。
あなたが諦めなければ、わたしも諦めません。
不器用でも出来ますか?一番頂く質問です。
不器用なんじゃない、コツをしらないだけ、です。
自分の中での状態のいい髪の毛、それもケアで近づくことが出来る。
トライ&エラーが楽しいと思えたらゴールは近い。
そうやって髪の毛に手をかけているうちに、
自分に手をかけることに対する恐怖心も減っていきます。
いきなり自分のこと好きになれ、なんてハードルが高いから(私がそうでした)
そのきっかけが髪の毛っていうのも、そんなのもあり、と私は思っています。
情報過多な世界でどれが自分に合うのかどうすればいいのかわからないまま
色んな所をジプシーするよりも、まずは基礎の基礎を見直してほしい。
誰よりも巻きが持たなかったちゅるちゅるの髪の毛が大好きなわたしが
ヘアケアやアイロンテクニックを通して自分を大切にするひとつの選択肢をお届けします。
これがわたしが髪の毛のことを伝えている理由です。